- 滝井記念財団助成事業 ロシア武道国際交流 -
【訪問団体及び日時】
日 時 :平成25年2月16日
場 所 :クラブ「アイスベルグ」
代表者 :ドミトリー・シャポシュニコフ(クラブ長、ロシア極真空手協会モスクワ市代表)
日 時 :平成25年2月18日
場 所:モスクワ市体育・スポーツ部付属国立スポーツ学校№96「ボレッツ」
代表者:イーゴリ・コレンノイ(学校長)
【活動内容】
日本武道普及のための、古伝鍛練法・空手道・古流剣術・古流体術・居合術の演武及び説明
【活動の実施による成果及び効果等】
*真の武道は、実践性の上に、精神性がなければならない。普段、武道発祥である日本からの武道家を見ることがない生徒や一般市民に、本物の武道を披露することができた。
*型の大会だったので、意味を理解していなかった生徒や一般市民に伝統的な型のもつ意味の説明し、理解してもらうことができた。
*スポーツと日本武道の相違、「小よく大を制す」日本武道の独自の鍛練法による実践性、武道の精神性、特に格闘技を学ぶ者の礼法の重要性に焦点をあてて説明をした。
*説明に対し、深くうなずいて聞くものもあり、特にこどもが武道を学ぶ時の指導者のあり方、武道のスポーツ化が抱える問題などについて、問題提起できた。
(素質に優れた者のみの優先指導や、試合にむけた技術中心の偏った練習等の問題)
*演武後、通訳を介し、観覧者からの質問を受けるといったインタラクティブなコミュニケーションをとったことで、一般的なことから専門的な分野に至る細かな質問に回答し、日本文化との差異を明示化し、理解の深化を図ることが出来た。
*校長のイーゴリ氏は、ロシアの国技、サンボの元世界王者であり、相撲・柔道のロシア王者のタイトルも持つ。また、モスクワ相撲協会会長、ロシアスポーツ功労名誉トレーナーであり、国家よりピョートル大帝勲章を授与された人物である。武道・スポーツにおける青少年育成においての考えが、こちらのものと一致しており、非常に実りある会談となった